楽器リペアマンの仕事内容を知りたくてこの世界に飛び込んだ私ですが、今日は実際にタンポ交換の作業を任されました。研修生としてまだ半人前ですが、一日の流れを振り返りながら感じたことを正直に書いてみます。🔧
朝は工具の点検から始まった
出勤してまず最初にやるのは、自分の作業台の工具チェックです。ヘラやドライバー、ライターなど、リペアマン一日の仕事は道具の状態確認から始まることを知りました。
- タンポ交換用のヘラの温度確認
- コルクシート、フェルトの在庫チェック
- お客様から預かった楽器の状態記録
先輩からは「工具が整っていないと修理の精度も落ちる」と教わり、地味ですが大事な工程だと感じました。

タンポ交換で温度調整に苦戦した
午前中はクラリネットのタンポ交換を練習させてもらいました。楽器修理の仕事は繊細な温度感覚が必要だと痛感した時間です。
ヘラを温めてタンポを外し、新しいタンポをセットして接着剤を溶かして固定するのですが、温度が高すぎるとキイの台座が変形してしまいます。逆に低いとタンポがうまく収まらず、何度もやり直しました。
ポイント:タンポ交換は温度と力加減の両方を体で覚える作業だと感じました。
バランス調整がうまくいかず落ち込んだ
タンポを付けた後はバランス調整です。すべてのキイが均等に閉じているか、光を通して確認する作業ですが、これがまったくうまくいきませんでした。
紙一枚分のズレでも音漏れの原因になるそうで、先輩がやると数秒で終わるのに、私は10分以上かけても納得のいく仕上がりになりません。まだうまくいかない自分に少し落ち込みました。

先輩のオーバーホール作業を見学して驚いた
午後は先輩リペアマンがフルートのオーバーホールをする様子を見学させてもらいました。
4枚羽のキイを一度すべて外し、洗浄してから組み直す工程は、まるでパズルのようでした。特に驚いたのは、外したキイの順番を一切メモせずに正確に元へ戻していたことです。長年の経験で体に染み込んでいるのだと教えてもらい、リペアマンの仕事の奥深さを感じました。👀
コルク交換で少しずつ分かってきたこと
夕方はキイのコルク交換を担当しました。朝の失敗を思い出しながら、力を入れすぎないよう意識して作業しました。
- 古いコルクをヘラで丁寧に剥がす
- 接着面をアルコールで清掃する
- 新しいコルクを仮止めして厚みを確認する
まだ完璧ではありませんが、コルクの厚みで音の返りが変わることが少しずつ分かってきました。楽器修理の仕事は、一つ一つの積み重ねなのだと実感します。
※注意
この記事は研修生個人の体験に基づく内容で、作業手順は工房や楽器の状態によって異なります。
一日を振り返って感じたこと
今日一日を通して、楽器リペアマンの仕事内容は思っていた以上に繊細で、体力よりも集中力を使う仕事だと感じました。バランス調整はまだうまくいきませんが、少しずつ手の感覚が変わってきている気がします。
明日もタンポ交換の練習を続けさせてもらえるそうなので、今日の失敗を活かしてもう少しがんばろうと思います。✨


